同じ海外旅行でもいわゆるパック旅行ではなく、自分流の冒険旅行。
時々テレビなどで見ることありますね。
はぁ、あんな風にちょっと印象的な旅行、やってみたいな~と
あこがれたりしますよね!
なんと12/26から1/5にかけてアメリカのロサンゼルスからサンフランシスコまで
「自転車の旅(!)」 をしたアイザックのロシア語の生徒の
Yさん(男性・社会人)がそのハラハラドキドキ珍道中旅行記をアイザックに
送ってくれました☆
・・・かなりタフですよね!(汗)
数回に分けて連載でご紹介していきたいと思いますので、
皆さんも一緒に楽しんでくださいね☆
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【12/26】
関空を26日の18時過ぎに出発して、Los Angels空港着が26日の
14時くらいなので、ちょっと時間を得したような気になる。
帰国するとき結局戻るのだけども。
荷物を受け取り、空港の外で自転車を組み立ててから出発。
Santa Monicaまでなので、一時間程度で到着し、ドミトリー方式の
ホテルにチェックイン。
夕食を食べたレストランで、前に日本に行ったことがあるというメキシコのおっちゃんに
「日本人はみんな親切だ」
と握手を求められる。日本人として悪い気はしない。
うん、これから道で困った外国人を見つけたら親切にしよう。
この日の走行距離は約15km程度。
【12/27】
朝から精神的な大恐慌に見舞われる。
何とホテルの前に止めておいた自転車がなくなっている。
何故だ、盗まれたのか。なんてひどい国だ。どうしたらいいのだ。
待て、落ち着け、まずはホテルの受付に訴えなくては。
こんな時こそアイザックで鍛えた英語力で・・・。
しまった、俺がアイザックで取っていたのはロシア語だった。
ともかくホテルの受付へ行き、保険会社へ電話し、警察で調書を
取ってもらい、近くの自転車屋で新しい自転車を購入。
出発は昼頃になってしまった。
この日はVenturaまでだったが、出発が遅くなったので夜まで走行。
アメリカのハイウェイは都市部になると「自転車は下道へ」の標識が
出てくるが、周りが暗いため見落としてしまいそのまま走り続けていた。
もうすぐ到着、というところで路肩の排水口にものすごい段差があることに
気付かず衝突、タイヤがパンクしてしまう。
アメリカの全てに呪いの言葉を吐きながら、パンク修理に取り掛かったところで、
後から強力なヘッドライトで照らされる。
パトカーである。オウ、ノウ。
お父さんお母さんごめんなさい。僕をアメリカの刑務所まで迎えに来てください・・・。
「何してるんだ、ここは自転車走行禁止だぞ」
「そうなんですか、知りませんでした。実はパンクしちゃいまして」
「住所は?」
「アノ、日本です」
「日本?」
「ええ、旅行中でして」
「どこまで行くの」
「今日はVenturaまでです」
そんなやりとりの後、そのお巡りさんがVenturaまで送ってくれた。感謝。
この日は100km程度走行。
つづく・・・