さて、アイザックのタフガイ、Yさんのロサンゼルス~サンフランシスコ
自転車旅行記の2回目です!
まだまだ彼の自転車の旅は続きます・・・。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【12/28】
前日ひどく疲労していたためか、起床が9:00頃とかなり遅く、
しかも道に迷ってしまいVenturaからなかなか出られなかった。
ハイウェイは通れないので、と思いとった道がかなり遠回りで
しかもアップダウンの多い山道。
Los Alamosまで行くつもりがSanta Barbaraの手前で暗くなってしまった。
日ごろ仕事にかまけて、ろくにトレーニングもやっていなかったツケもあり
体力的には限界である。しかも道はどんどん寂しい方向へ向かう。
ここは一体どこなのだ・・・。
ジュンク堂で買ったカリフォルニアの地図は大雑把すぎて分からない。
事前の計画と比べると、今日の行程はSanta Barbaraでまだ半分である。
こりゃもうダメだ。もう自転車旅行は今日でやめよう。
今日はSanta Barbaraで泊まって、明日バスでSan Franciscoまで行こう。
で、帰りの日までのんびり過ごしたらいいじゃないか。
なんだって年の瀬にこんな困難に挑戦しなくちゃあならないんだ。
心からそう思って、何とかかんとかモーテルまでたどり着いた。
ああよかった。もう夜遅くまで自転車でさまようのはこりごりだ。
モーテルの人にバスの停留所の場所を聞こう・・・。
ところがそこのオーナーは自転車をやっているらしく、
わざわざ日本からやってきたサイクリストにひどく感心した模様で、
そこから先のコースについて熱心に教えてくれるのであった。
「このルート154はビューティフルでゴージャスで、君泣くよ。
泣いて、サンキュージーザス!って言っちゃうぜ。マジで」
・・・そんなこと言われたら、明日も走らずにはいられないッ!!
走行距離は道に迷ったため不明だが、100km以上は走ったと思われる。
【12/29】
ようやく早朝出発(といっても七時くらい)に成功。
道にも迷わず、余裕を持ってSanta Mariaまで到着。
天気も良く、確かにビューティフルだった。
オーナーの教え通り、ちゃんと「Thank you Jesus!」と言っておいた。
(キリスト教徒でない人が軽々しく神の名を口にしちゃいけないらしいけど・・・)
走行距離は100kmくらいだったが午後三時にはホテルにチェックイン。
当初の計画からは約半日分の遅れが出ている。
計画では一日の予備日を見ているが、その予備日を使ってしまうと
San Franciscoで観光ができなくなってしまうので、極力計画通りに進みたい。
そうすると、どこかで無理して追いつかなくてはいけないが・・・。
一昨日排水口の段差にぶつけたため、後輪のホイールにちょっと
がたつきが出ているようなので、Santa Mariaで自転車屋さんに行って相談。
「完全に歪んでいるから、ここじゃ修理は無理だよ」と言われ、
一応スポークの調整だけしてもらう。
まあ何とかなるだろう。
つづく・・・