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フィンランド・カフェの最終回は特別ゲストとして
マリア・レーナ先生のお友達のトゥーラさんが来られました!
トゥーラさんはフィンランドで小学校のスウェーデン語の先生をされています。
最近、話題になっている世界に誇る「フィンランドの教育システム」の
お話をたっぷり聞くことができました!!
↑左:トゥーラさん 右:マリアレーナ先生
*秘訣① レベルの高い講師教育
小学校の先生でも皆大学院卒。
子どもの教育の方法、心理など専門的に学んだ講師ばかり!
講師は教える「プロ」でなければならないし、人間的にも
尊敬されていなければならないという意識が高いです。
学級崩壊なんてあり得ない位、講師の生徒や親からの信頼は
絶大なのです!
*秘訣② 落ちこぼれを作らない親身な教育姿勢
教え方はいわゆる「暗記」ではなく常に「応用力」に主眼を置いた教育。
小学校では言葉を教えるために「劇」を演じて言葉の表現を教える方法を取ったり、
子ども達自身に「劇」を作らせたりして想像力を養います。
*秘訣③ 特別学級の充実
勉強が苦手な子どもには授業の後に特別学級をして分かるまで教えます。
特別学級の先生にはアシスタントの先生もいて、色んな工夫をして
一人一人の個性に合わせた教え方で教えています。
「子どもにはきちんと教えてもらう権利がある」というポリシーがしっかり
しています。日本だと、分からないことは恥ずかしいことのように考えるのですが、
フィンランドは全く恥ずかしいことではないのです。
学校が全部子どもの教育の面倒を見るので、「塾」なんてものは存在
しないのです!
日本の子どもの塾通いの話を聞いて驚いておられました・・・
*秘訣④ 学費はなんとタダ!
フィンランドでは義務教育期間だけでなく、高校から大学院までもタダです!
高い税金はしっかりと国民にフィードバックされているのですね。
例えば、50歳になって再教育を受けて全然違う分野の勉強をする人も
珍しくありません。いつでも教育は国民に開かれているのです。
*秘訣⑤ 小国が生き残っていくには教育しかないという考え
フィンランドのようにロシアという大国の横で、しっかりと競争に勝つためには
国民全体の教育レベルを底上げする必要がある、という意識が強いです。
国際社会に対応するため、高校を卒業すると、大体の人が英語、スウェーデン語
を初めとして、ロシア語、フランス語、ドイツ語など4~5ヶ国語は
話せるようになります。
高校の授業がかなりキビシそうですが・・・
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なんだかフィンランドって一人一人の個性ときちんと向き合った教育をしていて、
人間に対してとてもあったかい感じがしました。
結果として、とてもいい教育哲学ができているのかな、と思いました。
なかなかフィンランドの学校の先生から直接お話を聞くチャンスなんてないので、
と~っても価値のある、興味深いカフェとなりました☆
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