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講師に直撃インタビュー!     ~チェコ編~

この前、J:COMのインタビューに答えてくれたチェコ語講師のオンジェイ先生
なんと「狂言師」でもあります!
狂言を通してチェコと日本を行ったり来たりしながら、両国の文化の橋渡しを
精力的にされています。おもしろそうですね!
どんな話が聞けるのか!?早速オンジェイ先生にインタビューをしてみましたよ~!


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【お国、故郷について】
チェコのパルドゥビツェの出身です。プラハから100kmほど東にある町です。


【日本に来たきっかけ】
今、京都で狂言をしているんですが、日本に興味を持ったのは15才の頃に
チェコ語に翻訳された狂言の「骨皮」という台本を読んだのがきっかけなんです。
日本は武士の世界とか硬派なイメージしかなかったんですが、こんなダジャレの
世界もあるんだ、ととても興味を持ちましたね。
人を傷つけないユーモアで笑えるのがいいです。
これは古典ではなく、現代に通じるエンターテイメントだと思います!


【チェコの日本の影響】
チェコでは日本の古典文化作品がたくさん翻訳されています。
万葉集、徒然草、古事記、枕草子、紫式部日記などなど、何でも手に入るんですよ。
また、プラハには日本のマンガ図書館もありますしね。僕はマンガやアニメの
世界も理解しようとしましたが、ちょっとそっちは無理でした(笑)


【日本で思うこと】
私は京都に住んでいるのですが、古いお寺などは大事にするのに、街並みや家が
あまり保存されていなくて、バラバラ(!?)だなぁと。
日本はハイテクの国ですが、この前、日本のオール電化の家をチェコ人のVIPに
紹介したとき、機能的だけれど、生活感がない、という感想がありましたね。
日本の情緒のある古い町屋を外国人が泊まれるようにしたら
結構いいんじゃないか、と思いますね。


【皆さんへ】
外国に出ることは、その国のことを学ぶだけでなく、自国のことを見つめなおす
機会になります。
今まで当たり前で、疑問にも思っていなかった自分の持つ文化の色んなことに
気づくいいきっかけになると思います。
あと、日本人は概して忙しいですよね。いつの間にか仕事のためだけに
生きている、ということにならないようにして欲しいです。


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さぁ、狂言にちょっと興味が出たあなた、早速一度狂言を見に行ってもいいかも
しれません。
また、オンジェイ先生を中心に形成されているチェコ人狂言師による劇団
「なごみ狂言会チェコ」はチェコ国内で多数のチェコ語狂言を上演しているそうです。

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