アイザック大阪校

〒541-0048
大阪市中央区瓦町2丁目2-7
瓦路ビル4F
mail:osaka@isaac.gr.jp
TEL.06-6227-1119



« ◆土曜集中コース 12月生 スタートしました◆ | メイン | フィンランドづくし! »

シルクロード自転車の旅 Vol.3

【中国 中華文明堪能編 ①】 


下関をフェリーで発って、中国・青島に上陸したのは4月15日。
まず目指すは西安、シルクロード東の基点である。
青島からその西安までが1000km以上ある。
更に敦煌まで1500km以上、ウイグル自治区が2000kmくらいと、中国だけで
5000km近くを走った。滞在期間はおよそ二ヶ月。それだけ長くいることだし、
言葉が分からないと不便だろうと思い、昔から勉強したいと思っていた中国語を
出発前に2ヶ月ほど学習した。
ところでよく「言葉が分からなくても何とかなる」というが、言葉が分から
なかったら旅の面白みは3割減だろうと思う。ツアー旅行みたいなのが好きなら
別に構わないし、コミュニケーションの手段は言語のみではないのは確かだが、
道端のおっちゃんと国際問題について意見を交換し、商店のおばちゃんと
価格交渉し、可愛い女の子を見つけたら口説く、これは言葉が分からないと
大変不便なのである。
対話できずして人を知ることはできず、人を知らずしてその国を知ったとは
言えないのである。


%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E4%BA%BA.jpg  %E4%B8%AD%E5%9B%BD%E4%BA%BA2.jpg
  

中国に関しては環境汚染、食事の質の悪さ、反日感情など悪いイメージばかりが
先行していたが、確かに都市部では空気は悪いものの、メシはうまいし人々は
親切で、中国は俄然大好きな国になってしまった。
初日から道に迷っていると原付に乗ったおっちゃんが道案内してくれて昼飯も
おごってくれる。
道端で休憩してると話しかけてきて、日本嫌いっていう人もいるけど
「日中手を取り合って仲良くしなきゃね」と延々と語ってくる兄ちゃんがいたり、
ホテルにチェックインしようとしたら、日本人が来た!と言って従業員がコーフン
しながら集まってきてみんなで荷物持っていってくれたり(安宿では普通自分で
持っていく)、中国は反日感情が強いっていうのは都市伝説か何かじゃないの?
と言いたくなるくらい、日本人だからといってイヤな思いをしたことは誓って
一度もない。まあ日本嫌いは確かにいるのだろうが。


西安の周辺に少しアップダウンがあるが、道は概ねフラットで走りやすい。
黄砂のシーズンでもあり埃っぽいのが少し辛かった。
青島あたりはまだ肌寒かったが、洛陽では4月末で34℃と真夏のような陽気。
西安の前後で大分雰囲気が変わって、蘭州以降、有名な河西回廊はもう完全に
砂漠地帯である。いかにも暑そうだが、標高が高い為むしろ寒い。
武威の手前では五月なのに雪が降ってきた。敦煌周辺はだだっぴろい
砂漠地帯で風がめちゃくちゃ強いのだが、そのスケール感は圧倒的で、
思い出すだけでも鳥肌が立つ。あんなの見たらもう鳥取砂丘なんて箱庭である
(鳥取の人ゴメンナサイ)。


%E7%A0%82%E6%BC%A0.jpg  %E3%83%AD%E3%83%90.jpg


つづく・・・

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.airline.gr.jp/osakamt/mt-tb.cgi/545

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)