18新卒のみなさんは今年の就活スケジュールをしっかり把握しているでしょうか。2017年の就活では昨年よりも大きく有利な点があります。それは今年の就活スケジュールは昨年と全く同じだというところです。まだ就活スケジュールをしっかりチェックしていない方はこの機会に昨年のスケジュールを振り返り今年の計画を立てておきましょう。
17卒と同じ18卒の就活スケジュール
18卒の皆さんは17卒の皆さんより今年の就活を有利に進められる点があります。それは今年のスケジュールが去年の就活スケジュールとまったく同じだということです。
17卒の方は去年が初めての試みとなる就活スケジュールでした。ということは自分たちのスケジューリングはまさに手さぐり状態。もともと、3月解禁の8月内定という“超短期決戦型”の就活になるとは事前にさんざん言われていましたが、そんなもの実際に体験してみなければわからないところもあります。そして企業も手さぐり状態です。
結果、やはり予想していたよりも全く準備時間が足りず、思っていた企業を受けきれなかったり、志望企業の企業研究が不十分となってしまい実力を発揮できなかったという事例もたくさんありました。
しかし、今年の就活生のみなさんはその先輩たちの苦しみ、また各企業がどんなスケジュールで募集、内定を出してくるか去年の動きからある程度予測を立てて動くことができるのです。ここ数年就活スケジュールが試験的に変更される傾向にある中、今年の就活生は現時点で自分のスケジューリングの徹底により時間を有効活用するチャンスを与えられています。このチャンスを逃す手はありません。
エアライン各社の2016年の選考日程は?
ではここでエアライン関連企業の大手各社の昨年の動きを振り返ってみましょう。
JAL
エントリー締切5月2日
1次開始6月1日~
2次開始6月9日~
最終開始6月17日~
ANA
エントリー締切4月26日
※最速選考グループ日程
1次6月2日~
2次6月6日~
最終6月11日~
ANAは応募者が複数のグループに分けられ、どのグループに振り分けられたかによって選考日程が大幅に違っていました。一番早いグループは6月1日からの開始となっていました。※上記の日程は最速グループの日程です。
各社グランドスタッフ
ANAエアポートサービスなどの大手をはじめとするほとんどの企業が5月いっぱいでエントリー締切、6月には選考を開始していました。唯一JALスカイのみ他社と比べると遅めの7月末~8月上旬にかけての選考試験となっていましたが、それでも短期に集中した厳しい選考日程であることは間違いありません。
独立系
独立系で人気のある、スターフライヤーやAIR DO、フジドリームエアラインズなど各社とも5月~6月にかけて書類選考、遅くとも7月中旬には最終選考を行っていました。大手2社であるJAL・ANAとも被る日程であるため、独立系の航空会社にどの程度企業研究や面接対策に時間をかけるかもよく考えてスケジューリングしていく必要があります。
3月解禁というコトバの罠
みなさん3月解禁という言葉、現時点でどれほど意識していますか。3月までならあと1か月もあるじゃないかと思っている方、その思考少し危ないかもしれません。実際は3月まで1か月しかない。さらに言うと3月解禁自体まやかしで実際の就活解禁はそれ以前の可能性もあるということです。
ー多数の企業を同時進行で受験するキツさ
まずは純粋に3月解禁、6月面接のスケジュールに従う企業に応募するつもりで考えてみましょう。単に企業に応募するといっても、就活では希望する1社だけを応募するわけではないですよね。大手就活支援サイトによるとエントリーシートの提出数は平均20社にも上るそうです。3月解禁で早い企業であればエントリーシートの締切は4月中旬から下旬、遅くとも5月には締切です。そうなってくると2か月程度で20社のエントリーシートを仕上げなければいけないことになり、3月の解禁から説明会などにいって業界研究や企業研究をすればいいやといった悠長なことは言っていられないのです。企業研究を始めるなら今がラストチャンスといえるでしょう。
ー3月以前に選考も進めてしまう企業も存在!?
またすべての企業が3月解禁すると思っていませんか。実は3月解禁に従う企業はごく一部、経団連に加盟している大企業がほとんどで、多くの中小企業は経団連の取り決めに従った採用スケジュールは取っていません。むしろ大企業によい人材が流れる前に早めに人材を取り込もうと、3月以前に募集を始め、他の企業がエントリーを締め切る5月頃には既に内定を出している企業が多くあることも現実です。
しかもこういった企業はなにも、地方の小企業というだけではありません、その業界では名を馳せる一流企業も3月以前にエントリーや選考を開始して面接して4月、5月には内定を出す企業はたくさんあります。
エアライン業界を目指すみなさんであれば、そのほかの業界としてホテルやウェディング、旅行、大手アパレル企業などを第2志望とされている方も多いのではないかと思いますが、これらの業界でも3月解禁前に採用選考を進めてしまう企業があります。
このような裏スケジュールともいえるスケジュールを知らないで、就活に臨んでしまうと、6月であなたが初めての面接を受ける時点で、3月~5月に面接を何社も受け既に面接慣れをした猛者たちに委縮して自分の実力をだせなかったという結果も想像に難くありません。そのようなことにならないために、エアライン業界を目指すのであれば、あなたも早めに様々な企業の面接を受け、本当の志望企業の解禁前に面接に慣れておきましょう。
時間がないと気付いた今やるべきことは
TOEICは”絶対に”今のうちに取得しておく
エントリーが始まってから取り返すことが出来ない最たるものは資格です。現在、エアライン業界において英語能力は必須の資格となっています。TOEICの点が企業が求める最低基準に達していないためESで落とされるというのはありえる事態です。
どんなに入社したい熱い思いを持っていても、そのために面接対策などを行っていてもこんな些細な紙面上の点数ひとつで落とされてしまっては元も子もありません。
資格がネックになるのは受験する日程が限られていること。今からエントリーに間に合わせようと思えば、残りの受験できる機会は本当に1度か2度程度しかありません。まだTOEICが目標点に届いていない人は、急ぎTOEICを目標点に届かせるようにしてください。
企業研究も今のうちに済ませておく
前述しましたがエントリー開始直後から、何十社ものエントリーシートを書くことに追われることになります。このエントリーシート普通に書くだけでも時間がかかるのに、それをエントリー開始してからやっと企業研究を始め、シートを書くというようなことをやっていてはいくら時間があっても足りません。
強みの引き出しを作っておく
いざ自己分析をしようとしたものの、あれっ?自分は至って普通の大学生活しか送っていなくて、私に他の人より優れた強みなんてあるのだろうかと悩んでいませんか。
強みとなるポイントは必ず一人ひとりにあります。
しかし現時点でぼやっとしてわかないというのなら、今からでも強みになりそうなことを意識して生活してみましょう。
もしあなたがアルバイトをしているのであれば、どんなことを心掛けてアルバイトをしているか思い返してください。エアライン志望者であれば接客業のアルバイトをされている方も多いと思います。もし接客業であるならば、「お客様一人ひとりの顔見て笑顔で接客しています。」ということであったり、「常連さんが多いので、好みや前回の会話の内容などを覚えておいて、お話を広げられるようにしています。」といった小さな心がけもあなたの強みとなりえるのです。そんなこと考えたこともなかったという方は今日からでも意識してください。
また大学で所属している、部活やサークルにも同じことが言えるかと思います。
いかがでしたでしょうか。あなたの人生を大きく左右する就職です。よく計画を練って、後悔のないように就職活動を終えられるようにしましょう。
自己流の対策では選考に間に合わない!?そんな時はスクールを頼りませんか!<免責事項>
採用情報は、必ず採用企業のホームページでご確認ください。
藤井彩
アイザック エアラインスクール講師
ビジネスマナー講師
接遇研修講師
経歴
日本航空国際線客室乗務員、JALウエイズ客室乗務員
コメント
航空業界は難しいと思われている方が多いですが、決して「特別な」「難しい」業界ではありません。どういう人物像を求めているか…をしっかり自分の中に落とし込み、”コツ”をつかむことで内定は目の前です!一緒に頑張りましょう。
最後に
アイザックではJAL、ANAをはじめ、客室乗務員、空港グランドスタッフにこれまで2,400名の合格実績があります。少しでもCA、地上職に興味をお持ちでしたら、まずは無料の個別相談会、レッスン見学に参加してみてはいかがでしょうか?