ANA企業研究
ANA 5月にワンワンフライト 日本初チャーター便
全日本空輸(ANA/NH)とANAセールスは犬と飼い主が室内で一緒に過ごせるチャーター便ツアー「ワンワンフライト in 北海道」を3月8日から販売を始めました。
なんと今回が国内航空会社では初めての取り組みなんですね!
ツアーは2泊3日で、成田―釧路間をチャーター便で往復し、愛犬と共に客室内で過ごせ、獣医も同行するので安心して飛行機の旅を楽しめます。
出発日は5月20日のみで、機材はエアバスA320型機を使用するそうです。
釧路到着後は犬も一緒に載れるレンタカーで宿泊先まで各自移動し、宿泊先の阿寒湖荘は全館を貸し切り、阿寒湖に面した部屋や庭のドッグラン、愛犬用の足湯などをご用意してのおもてなし。最終日は阿寒湖の遊覧船を貸し切り、愛犬と共に特別天然記念物のマリモや原生林を楽しめるそうです。
ANAによると、2000年代中ごろまでは国内各社の国際線で、ペットを客室に入れるサービスを実施していたのですが、においや鳴き声に対して苦情を申される乗客が増えたためサービスは中止になったそうです。
一方、国内線では客室にペットを入れるサービスそのものが、実施されたことがないといいます。そのため今回客室内での乗客同士のトラブルを避けるためにチャーター便によるツアーが組まれたそうです。
応募は大人2人と犬1匹を1組として50組限定とし、旅行代金は1組22万2000円最少催行人数は1人で、客室内ではANAが用意したケージに入れ、横1列3席を1組として座り、朝食と夕食の各2回提供されるそうです。
ご家族のように愛されているワンちゃんと共に飛行機という特別な空間で過ごすひと時は一生の宝物になるでしょうね。少々お値段は張りますが、思い出はプライスレスですものね!きっと何にも変えられない思い出になるでしょう!
「全日空 世界の空に30年」
2016年3月3日、全日本空輸は、1986年の国際線定期便の初就航から30周年を迎えました!
成田―グアム線が初の国際線で、「国際線は日航」との当時の政府の方針を一部転換させ、会社設立から34年を経て達成した「長年の悲願」でした。
しかし参入当初は苦戦続きでした。国際線業務に不慣れで「機内食のサラダにかけるドレッシングの用意が無く、利用客から叱られた」など、サービスへの評価は決して高くありませんでしたが転機となったのは、1999年の国際的な航空連合「スターアライアンス」への加盟です。
米ユナイテッド航空や独ルフトハンザから様々なノウハウを学び、今では、英国の航空会社格付け会社から日本勢で唯一の最高評価を4年連続で獲得するほどサービスを高めました。
さらに、政府が国際線で全日空と日航を積極的に競争させる政策に転換したことも追い風になり、ようやく2004年に国際線単体での赤字を脱し、全日空は現在、世界39都市59路線を展開しています。2015年の国際線旅客数は約820万人となり、約809万人の日航を上回る見通しだそうです。
好調さを今後も維持するためには、リスクに備えて、機材や人員などをきめ細かく管理する必要があります。その為にも、客室乗務員は、いつどんなことが起きても冷静に対処する精神と術を身に付け、乗客を安全に誘導する保安要員としての重要性を感じます。