JALの現役CAの方に、職場の様子や仕事のやりがいなど詳しくお話をお伺いしました。
また就活時代に対策していたことや、現在のJALの企業研究ポイントなどもお伺いしています。
これからJALを目指される方はぜひご参考くださいませ
国際路線を担当して2年目、最近はロンドン路線が中心です
―現在の勤務年数とポジションを教えてください。
現在は3年目で国内線を1年、国際線が2年目になります。ポジションはATと呼ばれる一般的な客室乗務職です。
―職場の雰囲気はいかがですか?
もちろん厳しい先輩もいますが、優しい先輩もたくさんいらっしゃって、自分の母親と同じ年ぐらいまで飛ばれている方が多いので、娘のように接して下さる方も多く、和やかな雰囲気でお仕事ができています。
後輩は後輩というより入社の年は同じ同期なんですけど、同期でも入社時期の遅い早いで客室乗務員の中では先輩後輩みたいになるんですね。でもそういった方達とも仲良くなれて、グループは別々になっても、休みの日に遊んだりすることは多いですね。
―今はどんな路線を中心に飛ばれていますか?
今は羽田の国際線所属なので、主に羽田からの国際線を飛んでいます。特に私のグループはロンドンが多いです。あと少し前はパリもよく飛んでいました。長距離、12時間ぐらいかかるので結構大変なんですが。
―パリといえば、テロがあったところですよね…。
そうなんですよね。テロがあった時は、その1週間前ぐらい前にちょうどフライトがあって、パリに行ってたりしたので怖いなと思いました…。でも私自身はそんなに危ない目にあったことはないです。一時期はお客様もすごく減ってはいましたが。
―ヨーロッパ以外の路線もありますか?
はい、あとはホノルル、シンガポールやホーチミンとかそういうアジア系も飛んだり、所属が羽田ではあるんですけど、成田から出ているボストンとかバンクーバーとかも飛んでます。
客室乗務員としてのやりがい。成長を感じると嬉しい
―なるほど。業務をしていて、楽しいと思う瞬間ややりがいを感じる瞬間はありますか?
お客様が私を覚えてくださった時は本当に嬉しいです。滅多にないんですけど、国内線で往復ご一緒だったりとか、国際線でも行き帰り、同じ方が乗ってくださったりすると私の名前を覚えてくださっている方がいて、「あっHさん」ってお客様から声を掛けて下さるときは本当に嬉しいなと思ったりしますね。
あとは自分の任せられている業務の一つ一つを最初は時間がかかったり、先輩にいろいろ聞かないとできないことがあっても、自分ひとりでしっかりと素早くできるようになってくると自分の成長を感じられてよかったなって思います。
―客室乗務員の業務ってただお客様の案内だけじゃないですもんね。
そうですね。安全とサービスの両方ですしね。私の年数になってくるとビジネスクラスのキッチンのギャレーの仕事が入ってきます。ここが一つのポイントになってきて、これができるようになってやっとビジネスクラスが担当できるようになってくるんですよね。
特にロンドン線などの長距離路線だとお料理もフルコースなんですが、フルコースだと提供の手順も複雑なので、その勉強をしたりとかします。一度覚えてしまえば大丈夫なんですが、慣れるまでは大変でしたね。
就活時代を思い出して…対策していたことは
―少しお話しが変わりますが、就活で力を入れていたことはありますか?
確かアイザックで言われてたからだったと思うんですが、新聞記事のスクラップはしていました。航空業界に関することとか。
あとはTOEICは定期的に受験するようにしていましたね。私は特に留学経験とかなかったので、英語はとにかくTOEICだけでもやらないといけないなと思って、やってはいました。
―アイザックで学習したことで今でも役立っていることはありますか?
面接練習で自分や自分と同じようにレッスンを受けているクラスメイトの様子を見てて、ビデオ撮りもあったと思うんですけど、その時の話し方とか目線とかにすごい気を配っていたんですけど、それが面接はもちろん今も実際に機内でお客様とお話しする時に生きているなって思います。言葉遣いとか、立ち居振舞いも含めて。
―JALを志望されている方に、ここは押さえておいたほうがいいという最新の企業研究ポイントやおすすめの勉強法はありますか?
JALは破綻というのを一つ乗り越えて、今新たに挑戦することを打ち出していると思うので、そういうことで今どんなことをやっているのかなっていうのを関心を持っておくといいと思います。
それでその調べた内容を自分と結び付けて話せるようにしておけば、志望理由とかも言いやすいのかなという風に思います。
おススメの勉強法は、実際働いている方の話を聞いたりだとか、イメージされているのと実際働いてみてって結構違うと思うので、そういう声を聞いたりだとか、自分で足を運んでみたりだとかをしてみるといいのかなと思います。
これからエアライン業界を目指される皆さんへ
―これからエアライン業界を目指される方にメッセージをお願いします。
私も最初はCAに内定をもらえるとは本当に思っていなくて、本当に不安で、不安だからこそいろんな企業を受けたりしていたんですけども、アイザックの方のサポートのおかげで内定をもらうこともできました。みなさんも、最後まで諦めずに先生方を信じて、自分でも頑張って、やれることは全部やるっていう勢いで頑張ったら絶対に内定をもらえると思うので、頑張ってください!<免責事項>
採用情報は、必ず採用企業のホームページでご確認ください。
藤井彩
アイザック エアラインスクール講師
ビジネスマナー講師
接遇研修講師
経歴
日本航空国際線客室乗務員、JALウエイズ客室乗務員
コメント
航空業界は難しいと思われている方が多いですが、決して「特別な」「難しい」業界ではありません。どういう人物像を求めているか…をしっかり自分の中に落とし込み、”コツ”をつかむことで内定は目の前です!一緒に頑張りましょう。
最後に
アイザックではJAL、ANAをはじめ、客室乗務員、空港グランドスタッフにこれまで2,400名の合格実績があります。少しでもCA、地上職に興味をお持ちでしたら、まずは無料の個別相談会、レッスン見学に参加してみてはいかがでしょうか?