長期化する新型コロナウィルスの影響により、経済状況が悪化し、就職活動・転職活動にも大きな影響を及ぼしています。
2020年3月に開始予定だった2021卒の新卒採用は、新型コロナウイルス感染拡大の時期に重なったことで一気にペースダウン。
各企業は面接の実施を一時中断したり、現段階でも再開の見通しが立たない企業もあるなど「採用の現場」は混乱しています。
2021卒以降の就職活動は難関?
このような経済状況下での就職活動は第2の就職氷河期とも呼ばれ始めており、売り手市場だったここ4~5年から一転、就職難といわれる時代が到来することが予想されます。
就職氷河期という言葉が出始めたのは、バブル崩壊後からでした。バブル景気により、新卒者の求人倍率が1991年卒には2.86倍にまで上がっていましたが、1993年から2005年まで1倍を下回り、就職氷河期と呼ばれるようになったのです。
その後2004年頃から求人倍率が少しずつ上がっていき、2009年には2.14倍に達し、就活生が企業を選ぶ売り手市場に入りました。しかし、リーマン・ショックによる不況で、求人倍率が下がり、就職氷河期が再来。2010年から2014年卒まで買い手市場が続いていました。そこから徐々に景気が回復していき、2015年から求人倍率が上がり、売り手市場が続きました。
今後も売り手市場が続くことが予想されていたのですが、新型コロナウイルスによりステイホームが促され、コロナ不況が到来。航空会社やトラベル企業、ホテル業界など、コロナ不況による大打撃を受けた業種を中心に採用抑制が行われました。先行き不透明な就活となり、今後就職氷河期が訪れることが予想されます。
就職難でも「選ばれる人」はいる!
コロナ不況により、各企業が採用人数を減らしたりと、採用に消極的な状況ですが、採用がある以上は「それでも採用したい人」になるしか内定を勝ち取る方法はありません。
それでは、業界問わず「選ばれる人材」になるにはどうしたらいいのでしょうか。
これまで3000名以上の就活生のお手伝いをしてきたアイザックエアラインスクール。ここで学んで実際に内定を得た方々のお話を伺う“一般企業座談会”を行いました。経験者の声をもとに、コロナ不況でも内定を勝ち取る秘訣を紹介します。
「採用したい!」人間力(面接力)の磨き方
一般企業座談会にて、ホテル勤務のTさんは、
「ホテルの面接でもアイザックエアラインスクールでの面接練習や、自己分析がとても役に立ったと実感しました。
実際に内定連絡のお電話では面接官の方からお辞儀などの印象や自身の経験のエピソードがとても印象に残っていると褒めていただき嬉しかったです」
と、お話し下さいました。
また、コロナの影響で厳しい採用状況下、メーカーに内定をされたMさんは、このようにお話しして下さいました。
「航空業界の採用中断は大変悔しく、不完全燃焼を感じております。しかしながら、今やるべき事に集中した結果、メーカー様より内定をいただく事ができました。自分の軸であったグローバル展開もしている企業なので、嬉しく思います。
これもすべて、先生との面接練習のおかげで、多少の圧迫面接にも冷静に対応したり、明るく面接を突破したりできました。自分には本当に勿体ないお言葉ではありますが、フィードバックでは、『ハツラツとしつつも、品のある雰囲気でバイタリティーを感じました』と言ってくださいました。
また、その他の会社様にても10社程面接を経験しておりますが、一度も面接での敗退を経験しておりません。わずか4か月の先生のレッスンが本当に身になっているのを実感しております。ありがとうございます。大変感謝しております。
母も、エアラインの受験対策がここまで成果に出るのね、と喜んでおります。
航空業界の採用が再開されたらもう一度エンジンをかけ直す事ができる様、日々の気づきを大切にして参ります」
アイザックエアラインスクールで、圧倒的な第一印象の与え方や、自己分析、企業研究、表現力の向上など、高い目標に向け、自らを磨いてきたTさんとMさん。その結果、業界を問わず、人事の方に「YES」と言わせる人間力(面接力)が身についていたのです。
一般企業で成長につなげる! 次のステップへの可能性も!
一般企業座談会では、一般企業で働くことで自身の人間性が磨かれたお話、そしてさらなるステップアップに繋がったお話も伺うことができました。
ホテル勤務Tさん
「”一流のおもてなし”に日々触れることで成長できている毎日です。
弊社を利用されるお客様の多くはリピーターのお客様です。サービスに対する目も厳しいお客様が多く、期待を上回るサービスは大変難しいですが、そのための勉強やプロである先輩を見て学ぶ毎日で日々自分が成長していることを感じています。
もっともっとおもてなしのプロになり、将来はひとつの施設を任せていただけるマネージャーに挑戦したいです」
銀行勤務から客室乗務員に転職されたAさん
「銀行のお仕事は大変やりがいがありました。多くの人が命の次に大切な“お金”を扱うお仕事ですので大きな責任感と、やりがいを感じられました。
9時17時の規則正しい勤務生活の中で、プライベートも充実し、語学を学ぶなどの自己啓発や、福利厚生が充実しているので社員割引でお食事などにも行き、リフレッシュができておりオンとオフをしっかり使い分けられていたと感じます。
既卒でエアライン受験をする際にも準備にしっかり時間をかけることができました。銀行で培った責任感を保安要員として生かしたいという話も面接でしっかりと伝えることができました」
メーカー勤務から客室乗務員に転職されたKさん
「新卒時から目指していた客室乗務員に再度挑戦したいと思い始めたのは入社して4年目のころです。
アイザックエアラインスクールの授業は土曜だったので、仕事と両立しながらエアライン受験の準備をすることができました。
日系の既卒採用面接はだいたい週末の土日に行われることが多いので、面接に呼ばれた日に仕事を休めるかなという心配も全くありませんでした。
面接では、営業アシスタントとして、お客様と営業担当の懸け橋となりサポートしていた強みを生かしたいと伝えました」
このように、企業で働くことは自信を磨き、成長や次なるステップアップにも繋がります。
コロナ収束後の新しい時代の就職活動。難しい時代だからこそどんな企業にも「選ばれる」ゆるがない人材になるため、圧倒的な面接力をつけていきませんか?