新卒時にエアライン業界への就職を目指し積極的に就活を行うも、ご縁がなく、既卒受験を決意されたTさん。その後、既卒受験でタイ航空の内定を得るまでの道のりとは。既卒でエアライン業界への転職を可能なの?アルバイトや派遣からエアライン業界に転職できる?とお思いの皆さまはぜひご一読いただきたい内容となっております!
既卒受験に向け準備開始!
―既卒受験を決められたのはいつ頃でしたか?
元々、新卒の時もエアライン業界に絞って就職活動をしていたのですが、去年の新卒の受験ではその会社にもご縁がなく…。その時は独学だったんですけど。
それで新卒でJALとANAがダメだった時に、ANAに受かった友人にどこのスクールに行っていたかを聞いて、それがアイザックだったので、私もアイザックに行こうと思いました。
―その時点で既卒受験を決められていたということですね。
はい。25歳ぐらいまではチャンスがある限り、正社員で就職を決めず、アルバイトをしながらエアライン業界を受験していこうと決めていました。
正社員として入社してしまうと、募集がでたとしてもなかなか選考に合わせて仕事を休むなどが難しくなると聞いていましたので。
―それでご友人にお話を聞かれた後、アイザックへ見学などに来られましたか。
いえ、もう友人から話を聞いた後は入学を決めていたので、最初の問い合わせ時点で入校を申し込みました。
―そうだったんですね。既卒となるとなかなかお仕事の兼ね合いが大変になってくるかと思うんですが、その辺りは調整できていましたか。
そうですね。先ほどもお話したようにそれを見越して、バイトでやっていくことを選んだので、そこは他の例えばホテル勤務とかの既卒の方よりは融通が利いたと思います。私は配送業者の仕分け作業のバイトをしていたので、朝早い勤務が多く、その分午後からをエアライン受験の準備に充てられていました。
新卒と既卒の違い、現職からのネタ作りに苦戦
―そうでしたか。ではお仕事に関して苦労することはなかったですか?
時間のやりくりはそうやってできていたのですが、何分職種がサービスとは全く関係ないところだったので、ネタ作りに苦戦しました。既卒の選考では周りの受験者の中にはCA経験者もいるので、その中で、自分の職種のアピールがなかなか思いつかず…。
―既卒ではESも面接も現職に関する質問の割合が多くなりますもんね。
今年の夏のJAL/ANAの既卒にも応募したのですが、ESだけでも苦労しました…。とにかく今までの留学経験や大学時代の接客経験も含めて何とか埋めていきました。
―今回のJAL/ANA既卒受験の結果はいかがでしたか。
JALのほうが書類通過できたのですが、実はその時体調を崩してしまいまして、面接に行けなかったんです。ANAは書類が不通過だったので、今回も残念ながらJALとANAにはご縁がなく…。それで体調を崩して少しアルバイトも休んでいた時に、タイ航空の募集が出てこちらも応募してみようと思いました。
先生の一言からタイ航空受験へ!
―そうだったんですね。新卒の時から外資も興味はありましたか。
はい、外資も受けられるところがあればどんどん受けていこうと思っていました。あと、既卒のJALの書類が通った時にアイザックの面接対策に出たのですが、その時、市岡先生にTさんはタイ航空だよって言われて。
―JALの対策だったのに?
そうなんです(笑)私はすごいJALに受かる気満々で対策に出たのに、先生に自信を持って言われてしまって(笑)でもそこからタイ航空にも興味が出て、タイ航空のことを調べ始めました。
―最終的には先生の確信通りの結果になりましたね。
はい、受かった時には本当に先生はすごいと思いました。
選考1週間前に英語のできなさに気付き慌てる…
―タイ航空が出てからは実際にどんな対策をされましたか。
市岡先生のタイの対策研究会があって、予約をしたんですが、それも結局体調不良で出られなくて。でもとにかく書類だけ送って、書類通った時にアイザックに連絡して対策を入れてもらって、そしたら英語が話せなさ過ぎて…。あと1週間で英語をやるんだよと言われて…。
―それで1週間どうやって過ごしたんですか?
ありきたりなんですけど、海外の映画を英語でずっと見続けたりとか、留学中にできた友達に事情を話してskypeで話し相手になってもらったりしていました。でもこれでだいぶ英語がブラッシュアップできた感じはありました。
あと先生に日常的に自分の今の動作を英語で言えるくらいにしとかないとダメだよと言われて、普段から自分の動作を英語で言うならどう言うんだろうと考えるようにしていました。
―じゃあ対策に出てから意識が変わられたんですね。
はい。それまでは留学したこともあるし、英語はなんとかなるんじゃないかと思っていたところもあったんですが、対策に行ってこれじゃ絶対だめだと気付いて。そこから1週間必至で英語漬けの日々を送りました。
面接での珍回答を出し、「あっ落ちたな」と確信して家路へ
―それで1週間後実際に選考を受けて手ごたえいかがでしたか。
手ごたえは全くと言っていいほどなかったです…。
面接は最初6人でグループワークでその後3人のグループ面接だったんですが、周りが英語が上手な方が多くて。でも先生にとにかく笑っていなさいと言われていたので、ずっと笑うことだけは意識していたら、面接官の方も笑い返してくれてそこは成功したのかなと。
あと面接で珍回答をしてしまったのですが、それもよかったのかもしれません。
―珍回答というと?
質問自体が想定外だったんですけど、「あなたはCAになりました。お客様が酔っ払ってお尻を触ってきます。どう対処しますか?」という質問をされて、私が「まず水を持っていきます。そして手を握ります。」と答えたら、面接官が一瞬「えっ?!それはないだろう」って顔になって、その後少ししてからみんな笑いだして。
たぶん絶対間違った回答だったんですけど、最終的にはプラスに働いたんでしょうか。でもその時は本当にやってしまったという気持ちしかなかったです…。
―でもそこから日本語面接があったのですよね。
はい。もう英語面接でのやってしまった感が後を引いて、日本語面接は放心状態で受けました。もうきっと落ちたと思って受けたので、肩の力は入っていなかったと思います。
―タイ航空はその後水泳の試験もありますよね。これは大丈夫でしたか。
水泳も散々で、同じレーンに入っていた人の中で一番遅かったんですよね。試験官にも今の一番遅かった人誰って呼び止められるほどで(笑)でもほかの人を見ていたら、プールを出る時の姿とかが結構背中曲がっていたりして、あんまりよくないなって思ったので、そこだけは綺麗に見えるように意識して、振舞っていました。
ついに大学卒業して1年経たず夢の客室乗務員内定へ
―内定連絡がきた時のお気持ちは?
とにかく水泳終わって帰った後はすごく疲れてて、絶対落ちているなって思いながら、うちについたらすぐに寝てしまって、それで起きた時に内定のメールが来ていて、えっまだ夢見てるんだと思って、本当に疲れてたのでそのまま2度寝してしまって、それでもう一度起きた時にやっぱり間違いじゃなかったって確認して…。
もう嬉しいというより、あれで受かってたんだという疑問のほうが先に先行して。
今思えば、このタイ航空の選考はいつもの受験と全く違って、ああやっちゃったなと思った瞬間に肩の力がだいぶ抜けたと思うんです。それでいつもほど気構えずに自然体で面接を受けられたかなと思って。それがよかったのかもしれません。
内定の実感は、数日後に書類が届いたときにやっと起こりました(笑)
―今、思い出してみてアイザックの授業で役立ったと思ったことはありますか?
授業での面接練習で先生が「ノックした瞬間から面接だ」と言われて、今まではそんなこと考えてなかったんですが、その意識が変わりました。あと立ち居振る舞いも何回もやることで自信を持って面接に臨めるようになりました。今はドアを開けて入った瞬間の飛び切りスマイルは誰にも負けません!(笑)
あとは個別で市岡先生にメイクをすごい直してもらったんですが、それが助かりました。アイザックの教科書通りのメイクだと私の顔の形にはあまり合わなくて、締まりがなく見えると言われて。それで私の顔に合ったメイクに直してもらっていったら、やはりそれがよかったのかなと。アイザックは過去の合格者の情報量がすごく多いので、その合格者のメイクに合わせて指導してもらえたのもよかったです。
―今回の内定、アイザックはお役に立てましたでしょうか?
アイザックに入ってなかったらこの合格はなかったと思うので、本当に入ってよかったなと思います。それと同時に新卒の時に入っていたら、またもっと違う状況になっていたのかなとは思ったのですが、でも新卒で受かっていたら今回のタイ航空はなかったので、やはりタイミングは大事だなと思いました。
―最後に今後エアラインを目指される方へのメッセージをお願いいたします。
私は諦めかけていたその時に夢がかなったということもあったので、粘り強く、ぎりぎりまで頑張るということが大事だと思います。
新卒でご縁がなかった時点ですぐに就活方法を切り替え、見事1年以内に夢の内定に至ったTさん。新卒では行かなかったエアラインスクールに通うことを決意したことで、Tさんの選択肢は大きく開けました。エアライン業界は人気が高い業界ですが、企業研究のポイント、自己PRの作り方のポイントは決まっています。スクールで着実な準備を進めませんか。
最後に
アイザックではJAL、ANAをはじめ、客室乗務員、空港グランドスタッフにこれまで2,400名の合格実績があります。少しでもCA、地上職に興味をお持ちでしたら、まずは無料の個別相談会、レッスン見学に参加してみてはいかがでしょうか?