客室乗務員になりたい人のための「TOEIC600点突破の勉強法」です。今回インタビューしたのは、アイザックエアラインスクールの川本講師。TOEIC克服に苦労している学生さんのために、川本講師の経験談から勉強法をさぐってみました。
ぜひどんどん実践していってください!!
私は、もともと学生時代からバックパッカーで、海外旅行が大好きでした。50カ国ほど、友人と一緒に、あるいは1人で行っていて、海外と関わる仕事がしたいと思っていたので、将来の夢を「外資系のCA」と決めていました。
だけど、実は英語が苦手で、初めて受けたTOEICのスコアは290点。さすがにショックを受け、TOEICのスコアアップのために様々な努力を始めました。
TOEICの勉強に奮闘し、なんとか600点を取れるまでになったものの、そこからスコアアップするのは大変でしたね。外資系は日系よりも高い英語力が求められるので、800点を目指してそれからも自力でスコアアップの努力をし続けていきました。コツを掴み出したからか、徐々に点数が上がっていき、目指していた800点を取ることができました。
夢を叶えたい、海外で働きたい、その想いが勉強のモチベーションを保っていてくれたのだと、今振り返ってみると思います。
川本先生は目指していた800点がとれたからといってそこでTOEICの勉強を止めず、それからも更に高いスコアを目指して勉強した結果、時間はかかったものの、900点以上にまで上げることができました。
「本当に勉強方法が大事なんです」と語る川本先生。ご自身の体験談を踏まえながら、アイザック大阪校で教えているTOEICの勉強のコツについてお話をしてくださいました。
実は私は、大学では国際系の学部に在籍していましたが、英語力が全然なかったために、留学制度に応募したものの選考で全て落ちてしまい…。海外に行った方が英語の勉強ができると思っていたのに留学に行けないとなっては、CAになるためにもとにかく英語は自分でなんとかするしかないと思いました。
結果的に、それが英語の勉強を頑張ろうと思った一番の原動力になりましたね。
忙しい中でも机にちゃんと向き合って勉強するという、「本気で勉強する時間」というのと、バスの移動時間やお風呂の中や、家事をしている時などの隙間の時間に、「ながら学習」をするという、この2つのことを上手く取り入れながら勉強をしたらうまくいきました。
日本にいながらも、ちょっとでも長く英語と関わる時間を増やしたというのがポイントですね。
私の場合290点というスコアがショックだったこともあり、CAになるという目標も捨てられなかったので、そのプロセスとして英語力が必要だと思うことでやる気を出すことができたから、自力でも頑張れました。
TOEICの勉強は、何からやればいいというわけではないんです。いつも生徒さんに、英語は運動と同じだと説明しています。運動は持久力だけあってもダメだし、筋肉だけつけてもダメですよね。
英語も同じで、どれから力をつけてやればいいということではないんです。リスニングも文法もリーディングも単語も、オールマイティにカバーしないといけないので、自分でメニューを作るのがポイントです。
日々、そのメニューでトレーニングをし、週1でTOEICの模試を2時間通してやってみる。そしてTOEICの公開模試に1~2ケ月に1度は挑戦する。運動部でいう、日々のトレーニング→練習試合→公式試合のようなものですね。
レッスンは主にマンツーマンなので、私は生徒さんそれぞれに合わせて教科書も全部変えていますし、進め方のスピードや、文法の項目の順番も細かく変えているんです。その生徒さんに合ったレッスンを行うというのを最も大切にしています。
休日には様々な書店を回って、教材の研究もしていますし、自分の経験も踏まえながら生徒さんそれぞれに合わせたテキストを部分的に作成し、提供しているんです。スコアアップをさせたい! 目標を叶えるお手伝いがしたい! という私の情熱が、生徒さんのやる気にも繋がるようにいつも心がけています。
逆に言うと、生徒のみなさんは自分だけのメニュー、自分だけの勉強法、自分が最も頑張れるエンジンのようなものを見つけた方がいいと思います。語学の習得は、長期戦になることが多いので。
リーディングでは、速く読むというTOEICのコンセプトに合わせて、速く読める方法を教えています。1回その読み方を体験してもらうと、「教えてもらった方法で速く読めた」というふうに言ってくれますね。TOEICで時間が足りない! と困っている生徒さんが、時間内にリーディングセクションを説くことができるまでに徹底的にトレーニングします。
リスニングにも「自学習をするためのリスニングの方法」をお伝えしています。授業内だけでは全く時間としては不十分なので、いかに自分でリスニングを上げていくコツをお伝えするかを大切にしています。「英語の耳の作り方」と共に、TOEICリスニングに必要なボキャブラリーや言い回しを重点的にトレーニングすることで、インプットしていきます。
レッスンで教えている勉強方法は、私が、ああでもない、こうでもないと色々試しながら、自力で見つけた勉強法なんです。すごく時間はかかりましたが、私自身290点からのスタートだったというバックグラウンドなため、生徒さんもそれだったら自分もできそうだと思って頂けます。
身近な話ですと、300点台でスタートし、私のレッスンを受けて目標スコアを取られた生徒さんもつい先日ANAのCA職に内定されました。
航空業界は昔よりもTOEICのスコアを求めている傾向が強くなってきたので、CAを目指される方はより高いスコアを目標に勉強した方が良いと思うので、ぜひTOEICの勉強のコツを知ってもらいたいですね。私はエアライン講師もしているため、その両面から指導している点もポイントです。
TOEICの勉強につまずくポイントは生徒さんによって様々ですが、どのポイントも自分も経験していてよく分かるので、その点を1つ1つフォローし、必要知識の積み残しがないように1つ1つ項目をチェックし、クリアにしていきます。
努力する生徒さんのサポート役として、しっかりと細かいアドバイスをしていくことで、「あともう1歩頑張ればスコアアップできる!」とモチベーションを上げて頑張る方は多いですね。
特にエアラインの生徒さんは意識の高い方も多いので、2ケ月で2、300点上げる方もいます。2ケ月といっても、20レッスンであれば学校に行けるのは10回なんですね。1時間半を10回というそんなに多くない時間の中でもしっかりスコアアップすることができるんです。そのために、勉強方法を教えるということを重視してレッスンしています。
実は、どの教科書を使うにしても、公式問題集だけやっておけばいいというわけではないんです。文法書も単語帳も必要ですね。文法書は最初のステップとして、薄いものを選ぶことをおすすめします。特に低い点数から上げていこうとする人は、薄いものを何回も繰り返し学ぶことが近道になり、600、700点まで必ず取ることができます。
それと、単語帳は、「高校受験の時の単語帳で良いですか?」と聞かれることがよくあります。受験用とTOEIC用とでは全然単語の種類が違うので、TOEIC用の単語帳で勉強した方が良いです。私がおすすめしているのは、CD付きで例文もきちんとついているものです。
やっぱりスコアアップに悩んでいる方は、1日も早いスタートを切るということが大事だと思います。目標を明確にし、1日1歩ずつであっても前に進み続けることで、必ず結果はついてきます。また、正しい勉強方法で勉強をすることで、絶対スコアアップします。
私も遠回りはしましたが、夢である外資系の客室乗務員になれることもできました。TOEICのスコアを上げるというよりも、その後何がしたいのかという目標のために、TOEICの勉強を頑張ると意識することで、モチベーションも続くと思います。
私は今、TOEICや英語でお困りの方に手助けをするというポジションにいます。アイザックにお越しいただければ、色々とアドバイスをして差し上げることができます。TOEICのスコアアップをしたいと思っていらっしゃる方は、ぜひアイザックへお越し頂けたらと思います。一緒に夢に向かって頑張りましょう。
以前に増して高い英語力が求められている航空業界、TOEICのスコアも最低ラインより上の点数を取っておきたいものです。とはいえ、スコアアップをするために一体どうすればいいのか分からない、何をすればいいのか分からない、とお困りの方は一度、アイザックにお越しください。
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