現在の仕事にやりがいを感じながらも幼い頃から抱いていたCAになりたいという夢を諦めきれない。そのような方は少なくないのではないでしょうか。実際に転職をしてCAとして働いている方は多くいます。例えば、ホテルスタッフからCAに転職される方は意外と多く、直接お客様とコミュニケーションがとれ、時には外国のお客様への接客もする点で、相通ずるものがあります。
CAに転職したい。その思いを叶えるためには、航空会社ごとの年に1度の募集に合わせて準備をしていく必要があります。ホテルスタッフの仕事を続けながら転職の準備をするにあたって、不安なこともあるかと思います。効率よく必要な準備をしていけば、働きながらでも転職準備をしていけることでしょう。ということで今回は、ホテルスタッフからCAへ転職する前に知っておくべき4つのポイントを紹介していきます。
まず、基本的なCAの業務内容から抑えていきましょう。CAの主な仕事は、「機内サービス」と、「保安管理」です。
「機内サービス」は、乗客が快適な空の旅を楽しめるよう、一人一人に気を配りながら食事や飲み物の提供などを行う業務です。また、離着陸の注意事項や非常時の説明、新聞、雑誌、毛布などの配布や回収、免税品の販売なども行います。
もうひとつの「保安管理」とは、乗客の安全を守るため、機体に異常がないかなどの安全確認を行う業務です。機内でトラブルが発生した際、冷静に迅速かつ適確な対応を取ることが求められます。また、フライト中、気流の変化により急な揺れが予想されることもあり、パイロットから飛行状況についての連絡を受けると、乗客にシートベルトを締めてもらうように誘導します。パイロットと連携し、天候や運行状況など各種の機内放送を担当することもCAの大切な業務のひとつです。
2019年のJALとANAの募集要項を参考に見てみましょう。
【JAL】
⑴ 2018年4月~2019年3月までの間に専門学校・短期大学・高等専門学校・4年制大
学または大学院(修士課程)を卒業見込みの方で、2019年2月以降、会社の指定する時期
に入社できる方。
※卒業とは、専門士(Diploma)・短期大学士・準学士 (Associate Degree)・学士(Bachelors
Degree)または修士(MastersDegree)の資格取得を指します。
⑵ TOEIC600点以上、または同程度の英語力を有する方。(証明書類の提出は別途通知し
ます)
⑶ 呼吸器、循環器、耳鼻咽喉、眼球、脊椎などが航空機の乗務に支障なく、必要な体力を
有し、心身ともに健康な方。コンタクトレンズ矯正視力が両眼とも1.0以上の方。
⑷ 土曜・日曜・祝祭日、年末年始を問わず、早朝および深夜を含む交替制勤務が可能な方。
【ANA】
⑴ 2018年9年末時点で、専門学校・高等専門学校・短期大学・4年制大学または大学院の文系学部・理系学部(全学部)をすでに卒業または修了している方。
※卒業・修了とは、①専門士号(Diploma)②短期大学士号(Associate degree)③準学士号(Associate)④学士号(Bachelor’s degree相当)⑤修士号(Master’s degree相当)⑥博士号(Doctor’s degree相当)の取得を指します。
⑵ 裸眼またはコンタクトレンズ矯正視力が両眼とも1.0以上であること。
⑶ 航空機乗務に際し必要な体力を有し、呼吸器・循環器・耳鼻咽喉・眼球・腰椎等に支障がないこと。
⑷ 東京国際空港(羽田空港)と成田国際空港に公共交通機関を利用し120分以内で通勤可能な場所に居住または居住予定であること。
⑸ TOEIC600点程度以上の英語力を有すること。
⑹ 入社までにパスポートの取得が可能であること(国籍は問いません)。
⑺ 2019年度の客室乗務職新卒採用に応募(エントリーシート提出)していないこと。
⑻ 社会人としての就労経験は問いません。
CAへの転職準備に必要なポイントは英語力! JALとANAはどちらもTOEIC600点以上を基準にしています。他の航空会社でも600点以上が基準な会社は多くあります。なるべく高い点数の方が、採用された後も英語力を持って接客したり、活躍できる場が広がります。現在の自身の英語力からどのようにTOEICの点数を上げていけばいいか考えながら準備をしていきましょう。
CAは乗客と直接接するため、一人一人に合わせた心遣いで接客することが求められます。そのため、乗客からダイレクトに「ありがとう」と言われることが多く、そこがやりがいのひとつだと感じるCAも多くいます。ホテルのフロント業務は直接お客様と接する仕事ではありますが、感謝の言葉を言われることは少ないのではないでしょうか。CAに限りませんが、お客様からの笑顔とありがとうの声は大きな喜びとやりがいに繋がることでしょう。
また、フライトで様々な土地に行くことができるのもCAの魅力です。働く現場は機内や空港でも、休憩する場所は日本各地、あるいは海外です。ホテルスタッフとして終日ホテル内にいるのとは違い、仕事で各地に赴くことができるのはCAのメリットともいえます。
更に、プライベートで飛行機を利用する際も「社員割引」で定価よりも安く航空券を購入することが可能なので、休暇をよりお得に、充実させて楽しむことができるのも魅力のひとつでしょう。
上記で述べたように、転職準備には英語力が必須です。日本人だけでなく外国人の乗客も想定され、面接では英語での接客を見られたり、英語でのコミュニケーション能力を見られたりすることもあります。TOEIC600点以上の英語力を身につけることが、CAへの転職の第一歩です。また、採用試験の一次試験はエントリーシートの書類選考があり、通過すれば二次試験の面接や筆記試験に進めます。このようにCAになる夢を叶えるためには、英語力を身につけ、一次試験を突破できるエントリーシートを書き、面接の練習をして試験に臨む必要があります。ホテルスタッフは業務内容によっては英語力が求められますが、CA転職のために更に上の英語力を身につけておくと有利でしょう。独学でTOEICのスコアアップをすることもできますが、働きながらでは効率よく点数を上げるのは難しく、時間もかかります。実は、CAには年齢制限があるので、年齢を重ねれば重ねるほど転職できる確率も低くなっていきます。独学より費用はかかってしまいますが、時は金なり、時間をかけると考えれば、航空業界に特化した就活塾のエアラインスクールに通うことをオススメします。エアラインスクールでは、エントリーシートの書き方、面接対策である自己分析、企業研究、メイク、立ち居振る舞い、英会話面接、TOEIC対策などを学ぶことができます。
しかし、エアラインスクールといえば週のスケジュールが定まっている定時制のグループレッスンを行っているスクールがほとんどです。ホテルでの仕事はシフト制なので、定時のグループレッスンに参加できないと悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
エアラインスクール アイザックなら「フレックス制」を導入しており、自身の希望に合わせて好きな日時に自由に受講できます。講師とマンツーマンのプライベートレッスンと、グループレッスンが選択できるので、自分に合ったスタイルで通えます。
CAへの転職は難しいと思われがちですが、決して「特別な」「難しい」業界ではありません。どういう人物像を求めているかをしっかり自分の中に落とし込み、"コツ"をつかむことで、ホテルスタッフからCAへの夢を叶えることができます。ベテランの講師と共に、転職に必要な準備を整え、憧れのCAを目指しましょう。
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