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現役CAが語る!働きやすい職場となったスカイマークの今

現役CAが語る!働きやすい職場となったスカイマークの今

スカイマークの現役客室乗務員の方にインタビューさせていただきました。インタビュー内では経営破たん後のスカイマークの現状を詳しくお話しいただいております。よりより職場環境にするための取り組み、また新しいサービスの導入など、破たんを乗り越え進化を続けるスカイマークの新しい魅力をぜひみなさんにも知っていただきたいと思います。


破たんを乗り越えより働きやすい職場へ


―現在の勤務年数とポジションを教えてください。


20122月に入社しまして現在5年目となります。スカイマークは元々、地上職勤務を経て客室乗務員になるというシステムを取っていましたので、私も地上職を1年経験した後、フライトに入ってからは4年目になります。


パーサーの資格も取得させていただいたので、今は客室の責任者としても乗務しております。スカイマークは現在B737-800を導入しておりまして、177名のお座席があるのですが客室乗務員は1機に4名乗務しています。

 

 

―スカイマークの雰囲気はいかがですか?過去にいろいろ大変な局面をむかえられていたかと思うのですが…


そうなんですよね。スカイマークは一度倒産してしまったことがあるので、現在は再興に向け社員が一丸となって動いています。また経営者が変わったことで、個人的な印象としては以前よりより積極的な会社になったかなと感じております。


一つ例に挙げると、以前はなかったアイディアシートというものの活用が盛んになっています。そこから今取り組まれているのが、妊娠した客室乗務員の待遇面についてなんですが。以前だと妊娠してしまうとそれ以降の働き方の選択肢が非常に限られていまして、お世辞にも会社としてよいと思われる待遇ではなかったんです。でも今はそれを何とか改善して、妊娠出産しても続けて働いてもらえるような職場作りに取り組んでいます。


倒産してしまってからは、倒産したからこそ会社全体の意識が変わって、今後はいい人材をもっと大切に扱わなければという会社の指針が生まれ、福利厚生面は改善されつつあると思います。

一時は本当に入ってくる人より、出ていく人のほうが多いと…という悲しい状況が続いていましたので(苦笑)

本当に全体的には倒産してからよい方向に向かっていると思います。

 

 

―職場の人間関係はいかがでしょうか?


他社よりは全然働きやすい環境だと思います。結構上の方とお話しする機会も多いですし、もちろん上下関係はあることにはあるのですが、発言提案はしやすい会社かなと思います。

若手からの意見であっても、きちんと受け止めてもらえる風土はありますね。


主要都市に就航し、今でも人気の高いスカイマークのチケット

 

―なるほど。下の人でも積極的に発言できるのはいいですね。ちなみにTさんは今はどんな路線を中心に飛ばれていますか?


私は羽田ベースになるんですが、東京を中心として各都市の主要な空港を中心に飛んでいます。福岡や千歳、沖縄など大手さんとさほど変わらいない路線になりますね。

1機の座席が177席なんですが、だいたいいつも8割方の座席は埋まっておりまして、満席もよくあります。


チケット代が平日であっても他社様と比べると半額程度の金額で出させていただいているので、主要路線でそのお値段ということで、ありがたいことに大変ご好評をいただいております。

また東京に関してはLCCは成田に集約していると思うのですが、スカイマークは羽田ですので、その点でも利便性も高くそれも好評いただいているのかなと思いながら、よく満席の便を担当させていただいております。

 

―主要空港が多いと楽しんでお仕事できそうですね。


そうですね。あと、長崎、鹿児島、名古屋なども飛んでまして、本当にお客さまも多くてやりがいのある路線が多いので、ありがたいと思います。


最近のやりがいは接客に加え、新人指導も

 

―業務をしていて楽しいなと思う瞬間はありますか?


やはりお客様と接する時間ですね。お客様とお話しできる時間が一番楽しいなと思います。最近は海外のお客様にもたくさんご搭乗いただいておりまして、HP4か国語対応しているので、それもあってご利用いただけることが増えているのかと感じます。そういった海外のお客様と接することも最近は楽しいですね。


アジアの方はもちろん、ヨーロッパの方もいらっしゃいます。

海外ではあまり名が知られていないであろう日本の独立系の会社を知って下さって、たくさんの方にご利用いただけるのが嬉しいです。

 

―やはり、お客様とのコミュニケーションは客室乗務員のお仕事の醍醐味ですよね。

お客様へのサービス以外の面でやりがいを感じていることはありますか?


5年目となり、新しく入社してきた方たちの育成もしていかなければならない立場となったんですが、新人さん達へいろんなことを教えていく時にやりがいを感じます。

指導ってほど大それたことではないんですか、例えばお客様対応の時の言い回しだとかは独特なところがありますよね。その辺は私のほうが少し先輩であるのと、経験もあるので、そういったところで、あの場面だったらこうしたほうがよかったかもねー。っていうアドバイス程度なんですが。それを言ってあげたりだとかです。



LCCではない航空会社スカイマーク!同社ならではのサービスは

 

―お客様対応ってなかなか経験と慣れが必要ですもんね。ちなみにスカイマークは今何か独自のサービスを提供されていますか。


スカイマークって皆さんLCCだと思われている方も多いようなんですが、まずそこは誤解で、LCCではないんです。ですのでLCCが行っていないサービスを行っていることも多いです。

フライトタイムが長い羽田沖縄路線ですと、無料のホットコーヒーのサービスを行っています。あとこのコーヒーはネスレさんとの提携でネスレさんのものをご提供させていただいているのですが、その関係で全路線無料でチョコレートスナックのキットカットをお配りしています。

 

―キットカット!!大人気のお菓子なのでお客様も喜ばれるでしょうね。


はい、キットカットのサービスは非常に好評いただいております。ちなみに11月からこのキットカットさらに新しいサービスが増えました!羽田発の便と神戸発の便、限定なんですが、小さなお子様が1人でご搭乗される際に、お母様と撮ったお写真をパッケージに印刷して、到着地でお渡しするというサービスを行っております。

飛行機1人で頑張って乗れたねっていう勲章のような形でお渡ししているんですけど、こちらのサービスも好評いただいております。

 

―そのサービスは大手でもやっていない画期的なものですね!とてもいいと思います。


そうなんですよ。これは私自身本当にいいサービスだと思いました。これでまたお子様にも飛行機ファン、スカイマークファンになっていただけると嬉しい限りなんですが。

このような形で、本当に今スカイマークは積極的に新しい取り組みをしていて、倒産を乗り越え今は“アドバンス”の期間に移行してきているのかなということをひしひしと感じます。


語学の勉強に力を注いだ就活時代

 

―少し時間を巻き戻していただいて、就活で特に力をいれていたことがありますか?


実は元々私は外資系のエアラインを目指していたんです。ですので語学学習には力を注いでおりました。その中で、中国圏のエアラインを受けるにあたって、中国語の勉強を少ししていたんですが、それはやっていてよかったと思いました。


というのもちょうどスカイマークの受験をした際に、その時の面接には自己紹介を英語でしてくださいという指示がありまして、英語での自己紹介はきっちりしましたし、さらに中国語での紹介もしてくださいという指示がありまして、中国語で自己紹介したんですが、

それをプラスに受けてとってもらえたなのかなと。

語学勉強はしておいてよかったなと思うことの一つです。

 

 

―アイザックで学習したことで今でも覚えていることはありますか?


アイザックで学んだことはそれこそ数えきれないほどあるんですが、何といっても一番は“おもてなしの心”ですね。人としての対応力というんでしょうか、そこはアイザックで勉強させていただいたなと思います。

先生方が本当に一人一人の生徒に対して、全力で向き合って試験の対策をしてくださるというところにはいつも感謝しておりました。その誠意のこもった、熱意ある指導自体に学ばせてもらった部分は多かったです。

生徒に対して一生懸命、そんな先生の姿勢が今も私の中に生きていて、アイザックでは“人としての在り方”を学ばせていただいたのかなと感じています。


これからスカイマーク、そしてエアライン業界を目指すみなさんへ

 

―これからスカイマークを目指される方へお勧めの対策法や企業研究ポイントはありますか?


まず私が入った頃と大きく変わったのが、以前は地上職を経験してから、客室乗務員にという段階を踏んで、客室に入るようになっていたんですが、その地上職勤務の部分がなくなり、完全に分業になりました。ですので、客室乗務員の採用であれば、すぐに客室に配属されます。


あとは先ほどのサービスの時にも申し上げた通り、スカイマークはLCCではないというところは意識したほうがいいと思います。その上で、スカイマークのサービスがどんなものなのかしっかり研究しておいたほうがいいと思います。LCCとの違いはしっかり説明できるといいですね。


LCCだと座席の購入が有料だったりすると思うんですが、座席有料ということはないですし、出発前や出発後の対応も返金できるものはしたりしています。

大手でもなくLCCでもない中立の存在だからこそやっているサービスっていうのを研究してアピールしてもらえればいいかなと思います。

 

―これからエアライン業界を目指される方にメッセージをお願いします!


私自身もまさかエアラインのクルーになれるとは思っていなかったですので、決して希望を捨てないでほしいです。

あと当初は興味のなかった会社でも受かることはあると思います。それは一つのご縁だと思って、入ってみてください。

私も今の会社は最初は目標にしていたところではないんですが、いざ入ってみたら、すごく面白い会社で、この会社で仕事できてよかったなと思っています。

大手さんと違って外国籍のキャプテンやクルーもいて、日本の会社なんですが、少し外資っぽい一面もある会社なんですね。外資を目指していた私にとってはそれも楽しいポイントの一つです。

これから目指される皆さんには受験も楽しみつつ頑張っていってほしいです。それで就活で内定が決まることがゴールなのではなく、そこからがもっと大変な日々、でも充実した日々があるんだということを覚えておいてもらいたいですね。せっかくいただいた内定も入社後すぐに辞められる方も多いようですが、もしどこかに内定いただけたのであれば、そのご縁のあった会社に感謝の気持ちをもって入社し、仕事に励むことが大切なんだと思います。



<免責事項>

採用情報は、必ず採用企業のホームページでご確認ください。 



藤井彩
アイザック エアラインスクール講師
ビジネスマナー講師
接遇研修講師

経歴
日本航空国際線客室乗務員、JALウエイズ客室乗務員

コメント
航空業界は難しいと思われている方が多いですが、決して「特別な」「難しい」業界ではありません。どういう人物像を求めているか…をしっかり自分の中に落とし込み、"コツ"をつかむことで内定は目の前です!一緒に頑張りましょう。

最後に

アイザックではルスカイマーク、JAL、ANAをはじめ、客室乗務員、空港グランドスタッフにこれまで2,400名の合格実績があります。少しでもCA、地上職に興味をお持ちでしたら、まずは無料の個別相談会、レッスン見学に参加してみてはいかがでしょうか?

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