グランドスタッフ(GS)になるには、どうしたらよいのでしょうか?航空会社の採用求人情報から
「国内や外資のグランドスタッフは、どのように応募できるのでしょうか?英語力は、どのくらい必要なのでしょうか?
身長は?採用面接験対策は、どうしたらいいのでしょうか?」など、これまで2,000名以上の客室乗務員をはじめ、グランドスタッフの合格をお手伝いさせて頂いた経験を踏まえて、空港で働くグランドスタッフになりたいとご来校いただいた方から多く頂いた質問にお答えします!
グランドスタッフを募集する会社は大きく分けると
・旅客ハンドリング会社
空港での旅客サービスを専門にする会社。空港ごとにグランドスタッフを採用している。 ㈱JALスカイ(羽田、成田)など
・空港運営会社
旅客ハンドリングとグランドハンドリングの両方を担当する会社。ANAエアポートサービス㈱、ANA成田エアポートサービスなど。
・航空会社
独立系エアラインやLCCなど、航空会社が自社便の就航する空港のグランドスタッフを自社採用。 AIRDO,ソラシドエア、スターフライヤーなど
・総代理店
規模の小さな地方空港で、航空会社から空港支店業務を委託され、代行している会社。日本通運(北海道、東北地区)、奄美航空(奄美諸島)など。
旅客ハンドリング会社や空港運営会社の採用情報は、JAL系の会社は、JALグループの採用情報サイトに、ANA系 の会社は、ANAグループの採用情報サイトに掲載されますので、こまめに確認をするようにしましょう!
大都市にある主要空港では、毎年多くの人数の採用がありますが、地方空港は、採用人数が限られているため、欠員が出た時のみ募集が出る場合があります。
更に、空港インフォメーションの募集については、採用方法が空港によって違う為、わかりにくいことがあります。
成田国際空港では、空港ターミナルサービス㈱が案内業務を受託し、空港案内業務スタッフを採用しています。また、
羽田空港では、日本空港ビルディング㈱が、スタッフを募集しており、関西国際空港では、㈱関西エアポートエージェンシーがスタッフを募集しています。このように空港によって、異なる為、空港のホームページを見たり、実際に案内業務を
しているスタッフにどこに応募したらよいかを聞いてみるのも良いかもしれません。
外資グランドスタッフになるには、なり方は3パターンあります。
・自社でグランドスタッフを採用している外資系エアラインのグランドスタッフを目指す
・外資系エアラインの旅客ハンドリング業務を受託している旅客ハンドリング会社への内定を目指す
・派遣会社に登録して、外資系エアラインへの派遣を希望する
上記の中では、採用規模や応募のチャンスを考えると、2番目に記載している外資系エアラインの旅客ハンドリング業務を受託しているJALやANAが設立した旅客ハンドリング会社を目指すことが、近道と言えるでしょう。(ただし、入社後、必ず希望のハンドリングを担当できるとは限りません。)
また、3番目に記載している派遣会社については、例えば、大韓航空は航空会社の資本で、㈱韓進インターナショナルジャパンを設立し、グランドスタッフを派遣しています。㈱韓進インターナショナルジャパンは、採用を定期的に行っているため、大韓航空のグランドスタッフを希望する方は、こまめに㈱韓進インターナショナルジャパンの採用情報を確認すると良いでしょう。
外資系エアラインのグランドスタッフの募集は、各社ホームページ、英字新聞ジャパンタイムズの求人欄などで発表されることが多いです。また、外資系エアラインのグランドスタッフ募集の場合には、グランドスタッフと明記されている会社はなく、各会社により呼び名が異なっており、カスタマーサービスエージェントや空港勤務職員などと明記されている事がありますので、募集を見落とさないように気をつけましょう。
就職・転職活動の登録サイトなどでも、グランドスタッフを希望という形で、事前に登録しておくと、募集が発表された時点で情報を受ける事ができる可能性もあるため、登録しておくのも良いでしょう。
募集要項には、国内の空港グランドスタッフは、TOEIC500点・550点程度以上もしくは英検2級以上 と明記されている会社が多いですが、合格者のTOEICスコアを見てみると、500点台~800点台とかなり幅広い方が合格されています。(英検も2級以上を取得された方が合格しています。)そのため、実際に空港で、航空会社の顔として外国のお客様ともコミュニケーションをすることを考えると、流暢に話せれば話せるほどよく、TOEICのスコアも高い点を取得できればそれにこしたことはないと言う事が言えるでしょう。
そして、身長についてですが、グランドスタッフは、身長制限がありません。そのため、身長が低めの人も多く、アイザックでは、140㎝台でグランドスタッフに合格された方が何人かいらっしゃいます。
最後に、試験対策についてです。受験は、書類審査から始まり、筆記試験やグループディスカッション、グループ面接
などがあります。
書類審査では、応募写真も選考上での重要な基準になりますので、可能であれば、写真選びも就職・転職活動の専門の先生などに見て頂くと良いでしょう。また、書類の質問項目などがある記載欄については、航空会社の企業研究を細かく行い、その上で、自分がどのように貢献できるかなどをしっかり記入できるようにしましょう。
グループディスカッションや面接の対策は、過去に出されたテーマや質問の内容を調べて、自分だったらどのような事ができるのだろうか、どのようにお答えするのかなどを考えてみると良いでしょう。
可能であれば、アイザックのような就職対策のスクールで、ディスカッションの仕方や面接のコツを学び、実践を繰り返していくことをおすすめします。
グランドスタッフを目指したい方は、合格への第一歩、まずはアイザックのエアラインセミナーにご予約の上、お気軽にお越しください。
<免責事項>採用情報は、必ず採用企業のホームページでご確認ください。
藤井彩
アイザック エアラインスクール講師
ビジネスマナー講師
接遇研修講師
経歴
日本航空国際線客室乗務員、JALウエイズ客室乗務員
コメント
航空業界は難しいと思われている方が多いですが、決して「特別な」「難しい」業界ではありません。どういう人物像を求めているか…をしっかり自分の中に落とし込み、"コツ"をつかむことで内定は目の前です!一緒に頑張りましょう。